共同創業
組む前に確かめること:共同創業者の相性チェックリスト
スタートアップがつぶれるのは、アイデアが間違っていたからよりも、創業チームが壊れたからであることのほうがずっと多いです。共同創業者やビジネスパートナーと組むと決める前に、単に仲がいいかどうかではなく、実際にどう一緒に働くことになるのかを確かめておくことが大切です。
相性がいいというのは、自分とそっくりな人を見つけることではありません。強いチームは、違う強みを持つ人たちがつくります。大事なのは、どこで補い合い、どこで摩擦が起きるのかを——株式や役割、そして数か月の時間を投じてしまう前に——先に知っておくことです。
共同創業者の相性が大事な理由
共同創業の関係は、採用よりも結婚に近いものです。何年にもわたって、所有権、意思決定、ストレス、リスクを分かち合います。噛み合えば、視点の違いが推進力になります。ずれていれば、会社ごと崩れることもあります。組む前に相性を確かめるのは疑いではなく、スタートアップでいちばん重要な関係に対する最低限の点検です。
組む前に確かめる7つのこと
1. 働き方とスピード
一方は素早く動いて回しながら進み、もう一方は計画を立ててきちんとやろうとする——そんな組み合わせではありませんか。どちらも間違いではありませんが、スピードが合わないと毎日摩擦が起きます。それぞれがどう始め、どう出し、失敗からどう立て直すのかを話してみてください。
2. 意思決定のしかた
意見が割れたとき、誰が決めますか。合意を求めますか、スピードですか、それともデータですか。行き詰まりをどう解くのか——担当領域ごとに、確信の強さで、あるいは明確な決定者を置くのか——を先に決めておきましょう。パートナー間の対立の多くは、整理されていない意思決定から始まります。
3. コミュニケーション
それぞれ、どれくらい率直ですか。しんどい話を早めに切り出すほうですか、それとも溜まるまで対立を避けるほうですか。伝え方が違うこと自体は問題ではありません。その違いを知らないことが問題です。プレッシャーのかかる場面で驚く前に、先に確かめておきましょう。
4. 対立への向き合い方
意見のぶつかりは必ず起きます。大事なのはパターンです。一方が押すとき、もう一方は引きますか。早く立て直せますか、それともわだかまりが残りますか。直接聞いてみてください。「大きくぶつかったとき、どう解きたい?」
5. 価値観と長期のビジョン
同じ会社をつくっていますか。ライフスタイルビジネスですか、それとも大きく育てるベンチャーですか。3年以内の売却ですか、10年かけて築くのですか。力量は噛み合っていても、ビジョンがずれていれば少しずつ離れていきます。それぞれの「成功」の定義が本当に同じかを確かめましょう。
6. 役割、株式、お金
誰が何を担いますか。株式はどう分け、ベスティングはありますか。一方が抜けたらどうなりますか。お金と役割は初期に切り出しにくい話ですが、だからこそ先に話しておく必要があります。明確な創業者間の合意は、資本政策だけでなく関係も守ってくれます。
7. コミットメントとリスク許容度
二人ともフルタイムですか。それぞれ収入なしでどれくらい持ちこたえられますか。手元の資金とリスクへの構えが違うと、チームは静かに割れていきます。それぞれが実際にどれだけ賭けているのかを、すり合わせておきましょう。
この話を早めに始めるには
これは疑いではありません。仕事の会話として持ちかけましょう。「本格的に動き出す前に、お互いどう働くのか話しておこう。」目的は相手を良し悪しで採点することではなく、多くのチームが手遅れになってから気づく問いを、まだ気軽に話せるうちに出しておくことです。
質問そのものが必要なら、別にまとめてあります。共同創業者に聞いておきたい30の質問——上の7つの領域で束ね、それぞれをいつ聞くのか、答えをどう読むのかまで入れています。
ORVITはここで使えます
ORVITは、まさにこのためにつくられました。恋愛的なマッチングではなく、協働の文脈でインサイトを持ち込みます。ORVITファウンダータイプは、自分がどう伝え、決め、導き、実行するのかを示します。シナジー分析は、共同創業者候補とコミュニケーション・実行・リーダーシップ・成長・対立の5つの領域でどう一緒に働くことになるかを見ていきます。パートナーシップの成功を予測するものではありませんが、組む前に確かめるべき、より良い問いをくれます。詳しくはよくある質問をご覧ください。
まとめのチェックリスト
- 働き方とスピード
- 意思決定のしかたと、行き詰まりの解き方
- コミュニケーションのスタイルと率直さ
- それぞれの対立への向き合い方
- 価値観と、「成功」についての共通の定義
- 役割、株式の分配、ベスティング、離脱の条件
- コミットメントとリスク許容度
相性が決め手のすべてではありません。力量、経験、評判、実際に試しに一緒に働いてみることも、変わらず大事です。それでも、組む前に「どう一緒に働くのか」を確かめておくことは、創業チームができるいちばん効果的なことのひとつです。